人気ドラマが好影響、村田製作所への投資が増えた!

2015年を代表する人気テレビドラマといえば、TBSテレビ系で放映された『日曜劇場・下町ロケット』。初回16.1%でスタートしたこの番組は、原作の面白さと、秀逸な脚本でみるみるうちに視聴率が上昇し、第5話で20%を突破し、最終回で22.3%の最高視聴率をマークしました。主人公の佃航平が経営する会社、佃製作所が中小企業ながら、高い技術力で巨大企業に実力を認めさせる痛快ビジネスドラマです。
このドラマが密かに株式市場にも影響を与えていました。好影響で株価が上昇したのが、村田製作所(東証1部・証券コード6981)です。投資家は連想で何でも材料にしてしまいますが、社名が佃製作所に似ているのと、高い技術力を誇る企業であることから、村田製作所に注目したようです。
ドラマの放映が始まった翌日の2015年10月19日の村田製作所の株価は15,200円。この時すでに投資家の注目を集めていたのか、その後株価の上昇が始まり、視聴率が20%を超えた翌日の11月16日には19,040円まで上昇しました。明らかにドラマの影響が出ている値動きです。それが証拠に、番組が終盤を迎えた12月から株価は下落を始め、番組終了後の12月21日には16,990円と、17,000円を割っています。
もちろん、ドラマへの連想だけで株価が上昇したわけではないでしょう。村田製作所はスマホ関連銘柄としてもともと人気がある銘柄です。ただ、社会現象になるほどの人気ドラマや映画なら先回りして仕込んでおけば、大きな成果をあげられる、ひとつのパターンにはなりそうです。身近な話題でも株価の上昇を予測して利益をあげられる。これが株式投資の魅力でもあるのです。